⚫︎重要ことを強調して伝える大切さを述べていきます
例 は子どもに信号を渡るときに忠告する内容です。
1.禁止事項を先に伝える
まず理解してほしいことを一言伝えます。
例 青信号でも車来るから、すぐ渡ったらだめだよ
2.行動してほしいことを伝えます
1をしっかり伝えて、返事をもらった後、行動してほしいことを伝える。
1を理解しないまま伝えると、間違った行動をすることになる。
例 青信号でも車来るからすぐに渡ったらだめだよ
↓
なんで
↓
車の信号が青だから、左右見て確かめてから渡ろうね
大概は、青信号になったら左右見て渡りましょう、と伝える。その際は確認して、車来ないから渡ろう!という意識。つまり渡る意識が強く耳に残り、パッと飛びだすのだ。
3.復唱させる
子供はあたふたしているから、返事をしても内容を理解していないことが多い。大人もスマホ見てたり違うことを考えたりすると返事はするが重要ことを聞き流してしまうことが多い。復唱は理解を確かめる重要な手段だ。
4.常に怒らないことを心がける
怒りながら伝えると動揺する。パニックになって話が聞けていないケースは多い。また、怒られることが多い人は怒られる場から逃れたいため、返事だけしておく傾向も強い。
今回の私の場合は、テレビもしくはスマホを見ながら話を聞いていたため、禁止事項が耳に入っておらず、行動することを重点的に理解してしまった。
さて、今回の実例を見ていこう。
◼︎ストーリー
↓
嫁さんは私にこう伝えたはずだ。
《嫁》今日弁当箱私が使うからタッパーにおかずを詰めていって
と。
自分がとった行動は、
《私》弁当箱におかずを詰めて出勤
通常、しっかり話を理解していれば、問題なく正しい行動ができたはずだ。しかしながら、異なった行動をしてしまった、という結果が生じてしまったのだ。
こうなると、嫁は、
昨日言ったやん
返事してたやん
何でなん
となる。責められたところでどうしようもない。この場合悪いのは、嫁ではなく《私》となってしまう。
しかし、実際にデメリットを受けるのは《嫁》であるから、間違った行動をとらないために工夫する必要がある。
これは夫婦の会話だけではない。
⚫︎子どもに物事を教えるとき
⚫︎上司が部下に物事を伝えるとき
基本的に責められるのは、
《伝えられた側》である。
何で そうしなかったのか?を責められる。伝えた側は伝えているはず!だから、自分を正当化するために責め続ける。責められている側は、違った行動をしたという事実しか残らないため、どうしようもない。責められ続けるとストレスを感じ、人間関係が崩れてしまうきっかけとなるのだ。
◼︎伝え方の正解例
《嫁》今日弁当箱私が使うから、持っていったらあかんで!
《私》なんで?
《嫁》今日幼稚園で子供達とご飯食べることになっているから、タッパーにおかず詰めていって!
この流れが理想かと思います。行動すべき内容だけを伝えても問題ないように思われますが、実際重要な部分の聞き漏れが発生した事実があります。一気に話を進めてしまうと全ての内容を理解できないまま、聞こえた内容のみを解釈し行動してしまうのです。だから、一度区切りをおくというのが有効な手段です。
またこの話の前にも、嫁さんから今日あった出来事をずっと聞いている流れできてます。だから、返事だけが続いて理解していないのに返事をしちゃったのです。
◼︎本当に理解できないとき
話を聞いても理解できなかった場合はもう1度聞き直すしかありません。疑問を解決しておくスキルは重要です。
◼︎あとがき
いかがでしたか?
今回伝える側の改善を伝えましたが、実際に理解しないまま、誤った行動をしたのは事実です。ここは悪くないと思っても謝っておきましょう。